hitorirymanのブログ

ひとりぼっちのサラリーマンが書いています。

恋の青チャートが欲しい(恋愛産業の数研出版は何処)

高校生のころは良かった。

 

受験教育に飼いならされていたので、覚えることをしっかり覚えてそれを応用するということは、自分で言うのもなんですが結構得意でした。例えば、高校の数学。別に真面目に授業を聞かなくったって、試験前に与えられた教科書を読んで、青チャートでパターンを覚え、オリジナルで練習を積めばなんとかなっていました。やることが決まっている中で、自分なりに要領よくやる。そういうのが好きでした。今思えばこのころから、何でもパターン化するクセがついてしまっていたのかもしれません。

 

 

チャート式基礎からの数学1

チャート式基礎からの数学1

 

 

新課程オリジナル数学1―教科書用傍用

新課程オリジナル数学1―教科書用傍用

 

 

ところが、大学になって話が変わってきました。やることが決まっているというよりは、学生の自主性・主体性が重んじられるし、決められたルールの中でテキパキこなすというよりは、ルールを決めるところから自分でやらなければいけないという感じが、自分にとってはとても難しく感じられました。

 

大学での講義や試験もそうなのですが、特に苦労したのが「恋愛」です。

 

別に学校のせいにするつもりはありませんが、男子校で進学校だったということもあり、大学に入るまで恋愛経験というものがほとんどありませんでした。マニュアル化されていないものに取り組むという経験が乏しかった僕は、「恋愛?何それ?めんどくせ」と学生のうちにしておくべき経験から目を背けてしまいます。

 

もちろん「恋愛工学」みたいな公式っぽいものもあるのかもしれません。

 

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。

 

 

かつて岡本玲は恋愛方程式という名曲を出していました。

恋愛方程式/地図にない場所(初回盤)(DVD付)

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が、僕からするとその公式はそもそも正しいのか?惑星が地球の周りをまわっているのか?地球が動いているんじゃないか?というコペルニクスの気持ちで、素直に受け入れられませんでした。で、その公式が当てはめられたらいいのですが、当然ながらどう頑張っても与えられた公式だけでは解けない、というかそもそもの前提条件というか原理原則を共有できていないことばっかりで、うまくいきません。価値観の違いというやつです。

 

セックスなんかも厄介で、二人で一つの問題を解かなければいけないのに、お互いが違う公式を知っていて、あれ?俺は公式を覚え間違えたのか?と試験中にあたふたしたりしてしまいます。 

 

なんかこう、高校時代の数学における青チャートのように、万国共通の頼りになる教材が欲しい。