hitorirymanのブログ

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慶應義塾大学を卒業しました。卒業式の記録。

2018年3月18日。慶應義塾大学の卒業式がありました。 

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入学式の会場だった日吉記念館は建て替え工事中のため、場所はパシフィコ横浜

慶應と横浜って関係ないやんけ!」というツッコミを想定してか、長谷山塾長も式辞内で言及されていましたが、かつてこの地を見物して英語の必要性を感じた福澤先生は、26歳にして一から学び直すということを決意したというエピソードがあります。まさに社会人として新たにスタートする卒業生にとって、ふさわしい場所とも言えましょう。

現代語訳 福翁自伝 (ちくま新書)

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確かに味気ない会場ではありましたが、晴れ着姿の卒業生と三色旗と應援指導部吹奏楽団による演奏が、しっかりお祝いムードを演出しておりました。

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入場に時間がかかり、予定時刻から20分ほど遅れてのスタートとなった卒業式は、塾歌斉唱から開始。

あゝわが義塾
慶應 慶應 慶應

で入学式のことを思い出し、感傷的な気分になる。

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「学事報告」によって、各学部の卒業者数が告げられ、「こんなにも大勢の同級生がいたのか」と少し驚く。約6000人。

 

「学位記授与」では各学部の成績優秀者が代表して登壇。友達が表彰されていて嬉しい気持ちになった。誘惑の多い環境で、自分を律して学問に励む。すごいことだ。

 

「表彰状授与」では体育会の人たちが表彰されていた。福澤先生は体育教育の重要性を説かれていた方であるから当然と言えば当然ですが、人数が多すぎてかなり時間を要しておりました。ハイライトは野球部の岩見雅紀選手。名前を読み上げられ立ち上がると、スクリーンに映し出されたその圧倒的な存在感というか体の大きさに会場がざわめいた。

baseball.sfc.keio.ac.jp

卒業生ではないが女流棋士の岩田紗絵加さんも塾長奨励賞で表彰されていた。囲碁を模したとも思える衣装が素敵だった。検索してみると、ホームページにプロフィールが載っていて、面白くてちょっと笑った。

岩田紗絵加|プロ棋士|一般財団法人関西棋院

 

「式辞」というと退屈なものを想像しがちですが、随所に福澤先生についての言及があり、義塾への愛が強まりました。

 

「塾員代表祝辞」は早川書房早川浩社長。英語で話し始めるという、ちょっと僕には理解できないユーモアで始まり、十数年の親交があるというカズオイシグロさんの言葉を引用されるなど、出版社の人という感じでした。

 

「卒業生代表答辞」は医学部の学生ということもあってか、型にハマった、というか卒業式らしい厳粛なスピーチでした。

 

「一九九三年三田会寄付目録贈呈・挨拶」では、タクシー王子こと日本交通の川鍋一朗さんがスピーチをされていた。遠目に見ていても伝わってくるその爽やかさ。三色旗がバックにあることも相まって、非常にかっこよかったです。

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「二〇一八年三田会代表挨拶」の村野元紀君のスピーチは、独特の存在感にクスッとさせられ、最後にシビアな話と、まるで感情のジェットコースターに乗ったよう。

この話が何か皆さんの心に残ればと思います

と締めていましたが、まさに!

 

慶應連合三田会会長挨拶」の比企能樹さんは、もう名前からしてただならぬ感じがあります。「比企能員」という歴史上の人物がおりましたが、その流れをくんでいるんでしょうか。

 

慶應讃歌斉唱で閉式。

あゝ美しき三田の山
第二の故郷三田の山
共にむつみし幾年は
心に永くとゞまらん
月去り星は移るとも
夢に忘れぬその名こそ
慶應 慶應 慶應義塾
永遠に讃えん我が母校

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閉式後、個別に学位記授与がありまして、学生証を返却して学位記をゲットできました。同じ学部に1000人近くいることもありこれまた長い待ち時間がありましたが、クラスごとの配布だったため、懐かしい顔を見ることができたりなんかして楽しかったです。

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その後は会場付近で撮影したり、

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日吉へ行って撮影したり、

慶應生としての最後の一日を満喫して、謝恩会へと向かったのでした。